本日の雑感(ペテロ2世)

長く天のメッセージに携わった人なら分かるだろうが、天は一人の預言者、幻視者、神秘家など、即ち一人のメッセンジャーに、事の全貌を伝えられることはない。パズルの一片のように一人ひとりが情報を与えられ、それらをつき合わせることによって、全体像が明らかになるように仕組まれている。
 
 
さて、マリア・ディバイン・マーシーが受けたメッセージによれば、ベネディクト16世が最後の教皇であり、その教導権である神秘的な鍵(複数)は天が預かっている状況であるという。現教皇フランシスは偽教皇であるとも言っている。
 
確かに、偽教皇であるフランシスが教会を導く鍵である教導権を奪ったならば、母なる聖教会は反キリストに乗っ取られることになり、彼のいいように導かれるため、天が一時的にこの神秘的な教導権を天に隠し、避難させたことは想像に難くない。
 
聖マラキの預言によれば、最後の教皇を表す言葉として「オリーブの栄光」と記されている。ベネディクト会の法衣の色がオリーブ色(オリーブの枝をシンボルとする)なので、預言が当たったとされている。この預言書の最後に「ローマの人ペテロが羊を司牧する)」との短い文が載せられ、終わりとなっている。
 
ベネディクト16世には、現在、羊を司牧する教導権はない。では、今現在、誰がイエズスの代理人として、世界のカトリック信者を司牧しているのか? 当然、現教皇フランシスではない。彼は偽教皇だからだ。誰かが、天の鍵の一部を引き継ぎ、羊を司牧しているはずである。そうでなければ、羊は散らされ、オオカミの餌食となってしまうからだ。この司牧している人物が、鍵のすべてを引き継げないのは、彼が、今は単なる一市民だからでしょう。
 
忘れてはならないのは、カトリック教会は永遠に続くということです。古い天と古い地の最後の教皇がベネディクト16世なら、再臨後の新しい天と新しい地の教会を導く人物は、当然のことながらペテロ2世を名乗るであろうことは想像に難くない。これまでの教皇でペテロを名乗った教皇は一人としていなかった。まるで、ペテロの名は最後の最後まで取って置かれたかのようです。
 
ペテロに始まった母なる聖教会であるカトリック教会は、同じくペテロを名乗るその2世によって締めくくられ、イエズスの代理人として、彼により永遠に司牧されることとなるのでしょう。